あられ・おかきが売れる時期と糯米菓の年間スケジュール
糯米菓の書き入れ時は、年末の12月です。店舗での売上げが一番多い月になります。
卸売業はそれにあわせて、年末前から忙しくなり、12月初旬で納品のピークが来ます。
製造は10月から2月頃まで繁忙期になります。
ではえご製菓の一年間を説明してみましょう。
1月は元旦も仕事する時もありますが、元旦が一年で一番気の抜ける日になります。ここを目指して一年を過ごしています。1月は売れる時期になりますが、年末に商品が売り切れてしまうので、品数が少なく、在庫も少ない時期になります。正月休みをいただいてるので、商品が焼き上がるのが中旬になってきます。2月頃までには通常の品数になるように励んでいます。年明けからすぐにバレンタインデー用のハートあられと雛あられの製造が始まります。バレンタインデーもおかげさまで、長年ハートあられを販売してるので、毎年好評です。
2月はハートあられと雛あられが好評で、年末に売り切れた商品も店頭に並び始めて、品数も豊富になってきます。焼きたての商品を買うのに良い時期になります。
3月は製造も一段落するので、休みを取って年始の疲れを癒やしたい頃になります。雛あられや
ホワイトデーなどイベントも多くて売れ行きも安定している時期です。
4月から6月までは、こども日、母の日、父の日など、イベントがありますが、売上げを増やす程にはなりません。売上げが低迷する時期でもあります。乾燥の失敗が多い春の季節の変わり目に注意しながら、製造しやすい季節になります。少し余裕があるので、新作の商品が増えたり、また、
製造以外の仕事を増やして、事業環境を整える時期になります。
7月は8月に向けての製造が始まります。昔はお盆などの暑い季節にはあまり、米菓は売れませんでしたが、O157の社会問題の頃から夏場でも少し売れるようになりました。えご製菓では御中元や御歳暮の注文は少なく、仏事や帰省用の方が多く利用されてます。
手焼きは夏場が、正念場です。気合いと体調管理に力が入ります。
8月は梅雨明けからの猛暑をいかに乗り切るかが問題です。まずは異常気象の高温です。生地の乾燥が今までに経験したことない、乾燥になります。乾燥は米菓にとって一番重要なポイントになります。この乾燥が上手くいかないと美味しい菓子になりません。年々、暑さの変動で乾燥が難しくなってくるのを実感しています。そして、焼き場ですが、夏バテは絶対してはいけません。暑さに負けてしまうと、精神的、肉体的にひと夏を焼けなくなります。まずはお盆休みまで、集中して暑さに負けない気力を維持することに努めます。
9月はお盆で売れた商品を補充しながら、年末に向けての気分と体調を整えます。まだまだ暑い季節なので、無理せず油断せずに夏の疲れを癒やします。
10月はここからが年末への向けての製造です。もともと固定休日はないですが、ほぼ休み無しの状態が続きます。暑さはまだ残ってますが、製造しやすい時期になって商品自体も美味しくなってきます。
11月は正月用のお餅販売の予約が開始され、年末の雰囲気になってきます。クリスマスまでには、製造を完了するスケジュールが組まれて、各得意先に注文をいただきます。製造もしやすく
焼くときも少し暑さがやわらぐので精神への負担が減ります。
12月は製造はクリスマスからが勝負で、販売はクリスマスからが勝負になります。12月になると季節の変わり目になるので、乾燥の失敗や乾燥の時間に変化が生じる時期になります。焼き場は寒くなり、扇風機だけで過ごせるようになり、暑さの負担が減り、肉体の負担だけを注意すればよくなります。下旬には正月の餅つきの準備をして、年末の販売に力を入れます。元旦まで気が抜けません。
えご製菓の年間スケジュールと売れ行きはこんな感じです。他社もこれと大きく変わらないと思います。職人が故障すれば、製造が止まりますので、身体の維持に注意して長く製造できることを
心がけています。

