株式会社えご製菓

令和のもち米騒動 高騰するもち米 これからの糯米菓

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令和のもち米騒動 高騰するもち米 これからの糯米菓

令和のもち米騒動 高騰するもち米 これからの糯米菓

 2024年夏頃から、白米(うるち米)の品薄状態が続き、うるち米の急騰がはじまりました。

2023年度の米の収穫量の減少も重なり米の供給が低下して、在庫不足から価格が大幅に値上がりして

「令和の米騒動」と呼ばれるニュースになりました。

白米を扱う粳米菓(せんべい屋)も大打撃を受けました。

くず米の価格にも影響が出ました。この騒動の初期の段階では

糯米の影響は少なく、価格も安定していましたが、

R6年度産はうるち米に引きずられるように値上がりしました。

 

 通常なら糯米はうるち米より高く設定されていましたが、

米騒動が原因で価格が逆転して、糯米価格の方が安くなってしまいました。

2025年はうるち米の増反政策と概算金の増額でうるち米の在庫と価格の安定化ために

収穫量を増やす政策が取られました。

それに伴い、糯米農家も糯米の作付けをうるち米の作付けに変更しました。

このため、R7年度産の糯米の収穫量は減少しました。

また、うるち米の概算金の額に合わせるために、

R7年度の糯米の概算金が前年度の2倍に設定されました。

このため、糯米は収穫量の減少と概算金の倍額で小売店では異常なほど価格が値上がりしてます。

 

 前年に比べて、糯米不足の状態になっています。

近年は糯米の消費も減って来ましたが、今年の年末年始の正月のお餅

価格は大幅に値上がりが予想されます。

ここまでの予想外の糯米の値上げは糯米菓にとってはとても苦しい状況になりました。

うるち米もそうですが、現時点では価格の値下がりは期待できない状況です。

 

 ここまで高騰すると大手企業も原材料が糯米の商品が減少すると思われます。

主原材料を糯米から小麦やでん粉に切り替える動きが出てくると思われます。

うるち米も高値が続きますが、生産量と備蓄米やくず米がある分、

糯米よりかは落ち着くて来るはずです。

どちらにしよ、米を使った菓子は価格維持が難しくなり、製造控えがはじまります。

 

 R8年度の米は減反になります。生産量を減らすようです。

在庫増で米価格の暴落を防ぐために、現在の価格維持のために生産量を減らすようです、

この政策はどうなのかな?と疑問に感じます。

農家の方は振り回されて大変そうです。価格維持も大切ですが、

米は国民に主食で安い価格帯の米も必要に感じます。

今のスーパーや小売店など価格帯の幅が狭く、選べる選択肢がない状態です。

米の自給率はどんどん上げて、海外には高く国民には安くは出来ないのかな?と思います。

最終的には食糧は重要なので生産量を上げて、

農家の所得を上げて、国民には米を安く販売出来そうだと思います。

備蓄米も備蓄するだけではなく、もっと活用方法があるようにも感じます。

この減反政策が来年の糯米にどのように影響するか?なるようにしかなりませんが、

少しでも糯米の価格が安くなることに繋がることを祈ります。

 

 うるち米は「令和の米騒動」として大きくニュースで取り上げられましたが、

「令和のもち米騒動」は知られていません。

まずは今年の正月のお餅に価格に注目してみましょう。

この高値水準が続けば「あられ・おかき」だけの糯米菓は品数も

企業数も減少していくことになるでしょう。

多くの米菓の企業でも米菓以外の菓子を作るようになってきています。

逆に菓子業が米菓に参入することは、ほぼ無いと言っていいと思います。

製造に時間がかかり、コスト高く、人気がない米菓はますます厳しくなり、

価値変化の節目に遭遇しているかも知れません。

 

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