米菓の中の糯米菓!糯米菓とは?
「糯」は米粒の状態のときに使う漢字です。糯米を蒸して搗くとモチは「餅」になります。
その糯米から菓子を作る企業が糯米菓です。糯米菓とは「あられ屋、おかき屋、かき餅屋」のことです。そして、糯米菓とは「あられ・おかき・かき餅」を意味します。
今後、文章を書く中で「糯米菓」を書くことがあります。これは「あられ・おかき・かき餅」のことだと思ってください。「手焼き糯米菓」=「手焼きあられ・手焼きおかき・手焼きかき餅」になります。
「あられ・おかき・かき餅」は原材料と基本的な製造は一緒の菓子です。商品の大きさやイメージ、また商品を売るためのイメージネーミングとして、使い分けられているだけです。
えご製菓をジャンルやカテゴリー分けすると
「和菓子→和干菓子→米菓→糯米菓→干焼き菓子→備長炭焼き→三丁網式」になります。
細かな点はまた、後日に書きますが、今回は糯米菓は「あられ・おかき・かき餅」だと
思ってくれれば幸いです。
また米菓で粳米菓とは、うるち米(白米)のことで、普段の食卓のお米です。これを主な原材料として作る企業を粳米菓と言います。生地を乾燥させて作る、せんべい屋のことです。
「和菓子→和干菓子→米菓→粳米菓→干焼き菓子又は干揚げ菓子」です。
そして、それ以外の原材料で作ってるせんべい(小麦粉や馬鈴薯など)があり、乾燥せずに練り生地を焼くか揚げるので、他の米菓と比べて、製造時間は短くなります。観光地や実演販売店などでよく見かけるせんべいは主にこれにあたります。
今では米菓をこの3つに区別できます。(糯米菓・粳米菓・それ以外)
小規模企業では1つの製造方法が多いです。
中小企業になると、1~2つの製造方法を使い分けや組み合わせで製造方法を増やし
大企業になると、1~3つの製造方法を巧に製造にいかしてオリジナルを作っています。
一流大手メーカー企業になってくると、米菓の枠を超えて菓子を開発しています。
米菓の企業もかなり減ってきました。米の急騰は糯米にも影響していて、主の原材料の価格上昇は
米菓にとって厳しい時代になったかも知れません。