ホントに全て手焼きですか?
2025/03/10
手焼き○○○と宣伝している店がある。「手焼き」とは製造方法です。
人力で商品を焼いて製造しているものだとイメージできます。
製造方法をアピールして、集客力やブランド力をあげる方法は昔からあります。
しかしながら、本当にそれは「手焼き」なの?と疑問に思うことがあります。
例えば、手打ちうどんを宣伝すれば、その店のうどんは全て手打ちうどんだと
イメージしてしまいます。一緒に提供している「そば」が手打ちでなくても仕方が
ないですが、せめて「うどん」は全て手打ちうどんであって欲しいと思います。
手焼きも「手焼き○○○」とアピールするなら○○○は全て手焼きの○○○に
して欲しいと思います。
製造方法偽装って罪や罰はないかも知れませんが、「手焼き」を宣伝に使うのであれば、店で取り扱う全て手焼き○○○は「手焼き」の商品を販売すべきだと思います。
「昔は手焼きでした」「手焼き風です」「これだけ手焼きです」「一部だけ手焼きです」手焼きでないものに「手焼き」を宣伝に使うのは消費者に間違ったイメージや味を伝えてしまします。米菓全体のダメージになると思います。
大手の販売店やバイヤー、ECサイトなどの表示には厳しい対応で宣伝に注視して頂けたら幸いです。
「手焼き」の判断は製造者が決めます。手焼きの基準や決まり事はありません。
「手焼き」と言っても幅広い製造法であり、自宅のトースターで焼いても、おかき焼き体験で七輪で焼いても、「手焼き」と言えます。「手焼き」がなくなることは無いでしょうが「手焼き」を看板にかかげて全て「手焼き」にこだわった店は少なくなると思います。
「手焼き」の看板を見たら訪ねてみてください。「手焼き」を確かめてみてください。そして聞いてみてください。「○○○は全て手焼きですか?」と